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よろず短文置き場。 ジャンル・カプは、カテゴリ・タイトル等から推測して下さい(不親切)。
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2026.06.01Monday
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BASARA ・ 親就
2008.10.08Wednesday

目の前でにこにこと笑み崩れている元親を見て、元就は眉間の皺を深める。
そして考える。


……この男は、こんな性格だっただろうか。


いや、そんな筈はないと即座に否定する。全く違うとまでは言わないが、ここまでではなかったはずだ。
初めて会ったのが戦場だったこともあるが、もっと精悍な顔つきで、戦を楽しむかのような獰猛な笑みを浮かべていて、もっと――

そこまで考えて元就は思考を打ち切る。このまま考えていたら、どうにも不都合というか不愉快な結論に達しそうだ。
そう、以前がどうだったかは置いておいて、元親が今のようになってしまったのはいつ頃からで、何が切っ掛けだっただろうか。
それこそ考えるまでもない。元就と恋仲と呼ばれる間柄になってからだ。

自分が元親を現状のように変えてしまったという事実に、元就は何とも表現し難い気持ちになり頭を抱えた。慌てて心配そうに駆け寄ってくる元親の姿に、頭痛が酷くなったような気さえしてくる。

あまりの事実に溜め息を吐く気にすらなれず、やり場のない感情の捌け口として、取り敢えず手近にあった銀髪頭を殴り飛ばした。


(結局、この男も自分も)






恋は人を狂わせると言うが、まさしくその通り






+++++++

アニキなチカに惚れたんだけど今のデレデレヘタレなチカも満更でもないナリ様。



title by 確かに恋だった

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BASARA ・ 佐政佐
2008.09.20Saturday

「「……はぁ………」」


重なる溜め息。
つい先程、喧嘩腰だったとはいえ、やっと自分達の想いが一方通行でないことを確認しあったばかりとは思えない程の重さを持つ互いのそれを聞いて、佐助と政宗の二人はもう一つ溜め息を吐いた。
本来なら甘い時間を過ごしても良いところだが、二人が今抱えているのは幸せというよりは虚脱感に近いものだった。


((……いや、だって、どうしろっていうんだ))


先程までは売り言葉に買い言葉、応酬をしているときはそんなことまで気が回らずにいたが、正直この状況は不味いのではないだろうか。
いや、"ではないだろうか"ではなく確実に不味い。自分達は敵同士だ。
しかも国主と忍という、重さや形は違えど、どうしても捨てられないものを抱えている二人なのだ。想いが通じたとはいえ、それを素直に喜び浸れる神経は持ち合わせていなかった。


「……どーすんだ、おい」
「俺様に訊かないでよ…」


解決法なんて、ない。
それを分かり切った上で二人は悩む。二人が守りたいものが相容れない以上、残された道は敵対しかない。

再び溜め息。
それは意図せずして唱和するかのように静かな部屋に溶ける。
そしてそれを追い掛けるように響くのは、押し殺した二つの笑い声。


「テ…テメェ、何でさっきから同じtimingで溜め息吐いてんだよ」
「それはこっちの台詞だよ、何なのさ」


あぁ、もうどうでもいいか。
悩んだってどうにもならないし、抱えてるものも捨てられない。なら、何も犠牲にしなくてもいい今だけ、戦ではない今だけくらい、何も考えずにただ幸せを幸せとして受け入れてもいいではないか。

そう悩むのを放棄して――二人は笑った。



(今だけ、今だけくらいはどうか許して)






恋なんて馬鹿じゃなきゃできない






+++++++

色々と考え過ぎがちなふたり。
終わりを覚悟した上で始まるのに萌える(黙ろうね)。




title by 確かに恋だった



BASARA ・ 佐幸
2008.09.15Monday
※死にネタ注意










ずっと、思っていた。

―― もし、この主が討たれることがあれば、自分は。
討った相手を何処までも追いかけ、怒りのままに殺すのだろうと。


「……それが、出来ると思ってたよ」


だと言うのに、今。
自分は、ただ呆然と座り込んでいる。


「何でだろうね」


雨に打たれ、温もりの欠片も持たぬ主の体を抱きながら、動けずにいる。


「頭の中真っ白で、何も、考えられない」



―― 間に、合わなかった。
あと、少しだったのに。
この手は届かなかった。
守れなかった。
大切だったのに。何より大事だったのに。守ると誓ったのに。

……守れなかった。


「……ごめんね、旦那」


忍は仕事の為ならいくらでも嘘を吐くけれど、この人にだけは嘘を吐きたくなかった。
守ると言った言葉を、嘘にしたくなかった。


「……旦那……」


どれだけ呼んでも、もうあなたはいない。
あなたは、もう何処にもいないんだ。

主を失った忍は、どうしたら良いのだろう。
全てを捧げた人を失ったら、何の為に生きていけば良いのだろう。
今更新しい誰かを探すことなんて出来やしないのに。


「……置いて、いかないでよ…」


縋るように、祈るように囁く。
応えて欲しい人は、この腕の中。
もう二度と、声を発することはない。





+++++++

たまには佐助生存の死にネタをしてみようと思って(何)。

BASARA ・ 佐政
2007.12.24Monday
クリスマスなので現パロ祭その2。
同級生な二人。





ずい、と差し出された、綺麗にラッピングされた小箱。
目の前の人物が自分にそれを渡そうとしていることが信じられなくて、佐助は箱と相手の顔とを何度も見比べた。

「…ンだよ、そのreactionは」

その不機嫌な声に思わず両手をあげる。
鋭い声と視線。
どうやら、夢でもそっくりさんでもなく本人らしい。

まぁ、こんな美形で隻眼なんて目立つ容姿がごろごろいたら困るけどさ、などと呟けば、政宗は更に機嫌を損ねてしまったらしく、その眉間の皺が更に深くなった。

「……」
「……」

じっと自分を見詰めてくる政宗に何と返したら良いものか分からず、場を微妙な沈黙が支配する。
その静寂を先に破ったのは政宗で、溜め息と共に箱を載せたままの手を引っ込めようとする。
それを止めようとして、佐助は慌てて手ごと箱を掴む。

「ちょ!何でしまおうとしてんの!?」
「だってお前、コレ要らねぇんだろ」
「要ります!凄く要ります!!」

そのまま奪うように箱を手にし、返せと言われる前に肩からかけていた鞄にしまった。
もっとも、返せと言われたところで返す気はないが。

箱を奪われて軽くなった手を振りながら舌打つ姿を見て思わず笑みを零しながら、じゃあ代わりにコレ、と佐助は鞄から別のラッピングされた包みを取り出す。
思いもしない展開に、今度は政宗が目を丸くする。

「用意してたんだけど、クリスマスプレゼントとか嫌がるかなーと思って渡すの止めようかと思ってた」
「……」
「無駄にならなくて良かったよ」

政宗は舌打ち、先程のお返しとばかりにその手にあるものをひったくるようにして受け取る。
そのまま背を向け、佐助を残し一人歩き出した。
耳どころか顔全体が赤くなっているように感じるのは、冬の寒さの所為だ。
そう自分に言い聞かせながら。





+++++++

なんだかウチの政宗様は佐助大好きですね!
いや佐助もちゃんと好きだと思うんですけど。政宗様を。
篠原は佐助ラバーなんで、何も考えずに文章作るとこういった佐助愛され文になります。

BASARA ・ 佐幸現パロ
2007.12.24Monday
クリスマスなので現パロ祭その1(意味不明)。
教師佐助×生徒幸村。





「……で?」
「……………」

椅子に座って俯いている幸村と、その姿を見下ろすように立つ佐助。
二人の間にある机の上には、深い緑の毛糸で編まれたマフラーが載っている。
それを佐助が手に取ると、目の前の縮こまっている身体がびくりと震えた。

「何で授業中にコレ出してたりしたの」

改めて問い掛ければ、消え入りそうな声で、編むためだと答えられる。
大きく溜め息を吐けば、伺うように視線が向けられた。

「編むため、ねぇ…」
「…なんだ」
「これを? 編むって?」
「そうだと言っている」

へー…、と佐助が背を向ける。
そのはぐらかすような態度に業を煮やした幸村が、音を立てて立ち上がった。

「だから何だと言って―」
「コレ、もう完成してるでしょ?」

怒声を遮るように告げられた言葉に、幸村は動きを止めた。

「な……」
「もう編み棒だって抜いてあるし。なのに、それを編むためとか言って、わざわざ授業中に出してたのは何で?」
「いや……その…」
「しかも他ならぬ俺様の授業で」
「…う………あ…」
「もしかして、俺に没収させるため?」

一言ごとに、段々と顔を赤くして行く幸村。
俺は放課後にコレを引き取りに来るように言って、今がその放課後だけど、と前置きして。

人の悪そうな笑みを浮かべて、佐助は告げる。


「…コレ、引き取ってく?」


分かっているくせに!
意図も理由も全部分かっているくせに!!

そう叫んでやりたいのに、馬鹿みたいに口をぱくぱくさせるだけで、どうしても言葉にならない。
せめて、と思い力一杯睨んでやれば、何だか嬉しそうな顔の佐助に抱き締められた。



+++++++

最初は、幸村が授業中に没収しようとした佐助に、他生徒への牽制ついでに「このマフラー、返してくれなくて良いです」と言う→遠回しにプレゼントって話だったのに、な……!
幸村が教師佐助にタメ語なのは、他に誰もいない+幼馴染み設定とかそんなで(適当)。

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