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よろず短文置き場。 ジャンル・カプは、カテゴリ・タイトル等から推測して下さい(不親切)。
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2026.06.01Monday
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BASARA ・ 佐幸転生ネタ
2007.11.07Wednesday

毎朝。
祈るような気持ちで目を覚ましていた。
今度こそ"起きれ"て、全部悪い夢だったと笑えると。

でも。
聞こえない声に、感じられない気配に、全てが現実だと思い知らされた。
あの何よりも好きだった優しい笑顔は、もう夢の中でしか会えないのだと。

伸ばした手を掴んでくれた、あの手のひらはもうないのだと。



「…ちょっと旦那! いい加減起きないと遅刻するよ!!」

ばさりと布団をはぎ取られ、感じた寒さに身を縮ませると溜め息が聞こえた。
ほら、と揺すってくるその手のひらが温かくて。
その熱に縋るように伸ばした手を掴まれて、夢うつつだった意識が覚醒する。
掴まれた手を辿って視線を上げれば、優しい笑顔。

「やっと起きた?」

一度失った筈のそれ。
それをもう一度手に出来たということが、泣きたいくらいに嬉しい。
どうにかそれを伝えたくて、その手をそっと握り返した。


(またこの手を失う日は来るのだろうけど、どうか今度こそ笑顔で別れられるように)





+++++++

最近転生ネタが熱いです。
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BASARA ・ 佐助+小助
2007.10.14Sunday
※捏造十勇士登場ですすみません










「佐助兄、変わったよな」


ぽつりと。
抜けるような青空の下、洗濯物を干している佐助の背後で、縁側に腰を下ろした小助が零した。
その呟きに振り返った佐助は苦笑を返す。

小助は佐助と同じ人物を師に持つ、言わば弟弟子にあたる。
修行時代や、真田家に――幸村に仕える前の、いかにも忍然とした佐助を知っているのだ。
そんな小助からすれば、こうやって家事に勤しむ姿は、"変わった"と映るのだろう。
それは佐助自身自覚しているし、正直忍として正しいかは疑わしいと思ってはいるが、今更改める気などない。
主人が問題視してないどころか、それに甘えているのだから文句を言われる筋合いもないだろう。


そんな意味を込めての苦笑だったのだが、それに何を感じたのか、小助は、でさぁ、と続けた。


「俺は、前の忍らしい佐助兄に憧れてたんだけどさ。今の忍らしくない佐助兄のこと、何でか好きなんだよな」


そう照れたように笑われて。
忍として間違ってるかもしれないことを肯定されて。

今度は苦笑でない、笑顔を佐助は返した。



+++++++

捏造十勇士・穴山小助でした。
佐助の弟弟子にあたる佐助ラバー。普段は長呼びですが、休養日で二人きりのときは以前の佐助兄呼びになります。
幸村の影武者を務めるので、外見は幸村似でやんちゃっ子。年は幸村より二つくらい下。

……ていう妄想をここしばらくしてました。
愛されてる佐助が書きたかったんです。そしたらうっかり佐助←小助になりかけました危ない。

そんな現実逃避。
エクセルがツンツンです。


BASARA ・ 佐幸
2007.09.08Saturday
逢いたい。


この任務に就いて早十日。
当たり前だけど、その間ずっと旦那に逢えてない。

これの前の任務だって二月くらいかかって、その後すぐこの任務。
就く前に交わした言葉なんて報告だけ。


「あー…しおれそう…」


俺が。

旦那は俺の栄養源なんだよ?それを与えられないで元気になんかなれないよ。


「仕事か愛か、ってか…いや、ある意味ではどっちもなんだけど」


旦那のため。
旦那の命を、幸せを奪われないため。
今自分はここにいる。


「でもやっぱり逢いたいものは逢いたいよね…」


どうしようもない。
それは生存本能のような欲求。



+++++++

思い付いて書き始めたは良いが、甘いんだかほのぼのなんだか切ないんだか訳分からなくなって放置してた一品。


BASARA ・ 幸←佐←政?
2007.09.07Friday

ふと。
沈んでいた筈の意識が浮上する。
映る視界には、見覚えのない部屋。

あぁ、ここは自身の構える青葉城ではない。
甲斐の、――上田城だ。
同盟の締結以来、度々訪れる城。
今回も、武田信玄との会合後の宿としてこの一室を提供されている。

閉じた襖の隙間から零れる光に誘われて開けば、美しい満月が覗いた。
思わず簡単の声を洩らしそうになって、――何かが引っ掛かった。
この幽玄な景色にそぐわないもの。
それは――

「…Shit」

微かな、血の臭い。
これが眠りから覚めた原因だろう。
政宗も、奥州を与る者として、いつ狙われてもおかしくない身だ。
当然、こういったものには敏感になる。
そして、気付いてしまったら放置してはおけない。
臭いの元を確認するまで、安心して眠りに就くことなど出来はしないのだ。
因果な生き様だ、と低く毒づいて臭いの濃い方へと足を向けた。

血臭の元は、すぐに知れた。
古い、誰も使っていないような井戸に、人影があった。
月明りの下でも映える、橙の髪。
この血の臭いは、彼からだ。

「…客人がこんな時間にうろうろするもんじゃないよ」


声を掛けたものかと迷っていたら、意外にもあちらから話しかけてきた。
振り向いたその頬には、赤。
その色を凝視していると、あぁコレ?などと軽く笑う。

「何かさー懲りもせず真田の旦那を暗殺しようとしてる馬鹿がいるみたいでさ。おかげで俺様超大変」

こんなの給料に入ってんのかな、と笑う。
その表情に僅かな陰りを見出だしてしまうのは、それだけ自分が彼を見ていることの証だろうか。

出会ってからそんなに経っている訳ではない。
その間に会うことも話すことも、数える程度しか機会はなかった。
そんな自分でも分かる。

――あぁ。無理しているのだと。

戦忍として生き、戦場では誰よりも武功をあげるこの男は、その実、誰よりもまともな神経の持ち主だ。
人が死ぬのを嫌い、殺すことを厭う。

それでも。
あの主のためならその手を汚すのだ。
何も知らない主のために、一人血を被り汚されていくのだ。
この男ばかりが。
そして自分のために汚れてしまった人間がいることも知らず、あの呑気な主は笑うのだろう。

……それが、妙に腹立たしかった。



+++++++

すいません着地点が見つからない…!!
ので、萌え所がないまま切ってみる(最低)。
つか説明に行数使い過ぎた…。
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