よろず短文置き場。
ジャンル・カプは、カテゴリ・タイトル等から推測して下さい(不親切)。
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2026.05.31Sunday
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アビス ・ ガイルク
2008.09.22Monday
ひとりに、なりたいんだ。
なりたくない、本当は誰かにいて欲しい、傍にいて欲しい。優しくして欲しいし、慰めて欲しいし、大好きだよって囁いて欲しい。
でも、それは俺には許されないこと。望んではいけないことだと分かっているから。
だから、ひとりにして欲しいんだ。
ガイは俺の欲しいものを全部持っていて、それを惜しみなく俺に与えてくれるから。
望んでいるものを差し出されて、それを振り払える程には強くなれない。
なのに、なんで。
隠してるのに、他の誰も気付いてないのに、ガイだけは気付いてしまうんだ。なんで、なんで、ガイだけは。
こんなとき、ひとりになりたいとき、必ずガイは気付いて傍に居てくれる。優しくして慰めて、大好きだよって囁いてくれる。
やめてくれ、俺は苦しまなきゃいけないんだ、赦されちゃいけないんだ。
そう思っているのに言葉にはならず、ただその温かさに縋って涙を流した。
(今日も、きみに救われてしまう)
僕をひとりにしてくれない神様
+++++++
縋るように泣くのは萌であると主張(帰れ)。
title by 確かに恋だった
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BASARA ・ 佐政佐
2008.09.20Saturday
「「……はぁ………」」
重なる溜め息。
つい先程、喧嘩腰だったとはいえ、やっと自分達の想いが一方通行でないことを確認しあったばかりとは思えない程の重さを持つ互いのそれを聞いて、佐助と政宗の二人はもう一つ溜め息を吐いた。
本来なら甘い時間を過ごしても良いところだが、二人が今抱えているのは幸せというよりは虚脱感に近いものだった。
((……いや、だって、どうしろっていうんだ))
先程までは売り言葉に買い言葉、応酬をしているときはそんなことまで気が回らずにいたが、正直この状況は不味いのではないだろうか。
いや、"ではないだろうか"ではなく確実に不味い。自分達は敵同士だ。
しかも国主と忍という、重さや形は違えど、どうしても捨てられないものを抱えている二人なのだ。想いが通じたとはいえ、それを素直に喜び浸れる神経は持ち合わせていなかった。
「……どーすんだ、おい」
「俺様に訊かないでよ…」
解決法なんて、ない。
それを分かり切った上で二人は悩む。二人が守りたいものが相容れない以上、残された道は敵対しかない。
再び溜め息。
それは意図せずして唱和するかのように静かな部屋に溶ける。
そしてそれを追い掛けるように響くのは、押し殺した二つの笑い声。
「テ…テメェ、何でさっきから同じtimingで溜め息吐いてんだよ」
「それはこっちの台詞だよ、何なのさ」
あぁ、もうどうでもいいか。
悩んだってどうにもならないし、抱えてるものも捨てられない。なら、何も犠牲にしなくてもいい今だけ、戦ではない今だけくらい、何も考えずにただ幸せを幸せとして受け入れてもいいではないか。
そう悩むのを放棄して――二人は笑った。
(今だけ、今だけくらいはどうか許して)
恋なんて馬鹿じゃなきゃできない
+++++++
色々と考え過ぎがちなふたり。
終わりを覚悟した上で始まるのに萌える(黙ろうね)。
title by 確かに恋だった
BASARA ・ 佐幸
2008.09.15Monday
※死にネタ注意
ずっと、思っていた。
―― もし、この主が討たれることがあれば、自分は。
討った相手を何処までも追いかけ、怒りのままに殺すのだろうと。
「……それが、出来ると思ってたよ」
だと言うのに、今。
自分は、ただ呆然と座り込んでいる。
「何でだろうね」
雨に打たれ、温もりの欠片も持たぬ主の体を抱きながら、動けずにいる。
「頭の中真っ白で、何も、考えられない」
―― 間に、合わなかった。
あと、少しだったのに。
この手は届かなかった。
守れなかった。
大切だったのに。何より大事だったのに。守ると誓ったのに。
……守れなかった。
「……ごめんね、旦那」
忍は仕事の為ならいくらでも嘘を吐くけれど、この人にだけは嘘を吐きたくなかった。
守ると言った言葉を、嘘にしたくなかった。
「……旦那……」
どれだけ呼んでも、もうあなたはいない。
あなたは、もう何処にもいないんだ。
主を失った忍は、どうしたら良いのだろう。
全てを捧げた人を失ったら、何の為に生きていけば良いのだろう。
今更新しい誰かを探すことなんて出来やしないのに。
「……置いて、いかないでよ…」
縋るように、祈るように囁く。
応えて欲しい人は、この腕の中。
もう二度と、声を発することはない。
+++++++
たまには佐助生存の死にネタをしてみようと思って(何)。
ずっと、思っていた。
―― もし、この主が討たれることがあれば、自分は。
討った相手を何処までも追いかけ、怒りのままに殺すのだろうと。
「……それが、出来ると思ってたよ」
だと言うのに、今。
自分は、ただ呆然と座り込んでいる。
「何でだろうね」
雨に打たれ、温もりの欠片も持たぬ主の体を抱きながら、動けずにいる。
「頭の中真っ白で、何も、考えられない」
―― 間に、合わなかった。
あと、少しだったのに。
この手は届かなかった。
守れなかった。
大切だったのに。何より大事だったのに。守ると誓ったのに。
……守れなかった。
「……ごめんね、旦那」
忍は仕事の為ならいくらでも嘘を吐くけれど、この人にだけは嘘を吐きたくなかった。
守ると言った言葉を、嘘にしたくなかった。
「……旦那……」
どれだけ呼んでも、もうあなたはいない。
あなたは、もう何処にもいないんだ。
主を失った忍は、どうしたら良いのだろう。
全てを捧げた人を失ったら、何の為に生きていけば良いのだろう。
今更新しい誰かを探すことなんて出来やしないのに。
「……置いて、いかないでよ…」
縋るように、祈るように囁く。
応えて欲しい人は、この腕の中。
もう二度と、声を発することはない。
+++++++
たまには佐助生存の死にネタをしてみようと思って(何)。
銀 魂 ・ 土銀
2008.09.09Tuesday
そう、それは言わば不純物なのだと、ぼんやりしたままの意識の片隅で銀時は思う。
誰でも良かった訳ではないが、別にあの男でなければならなかった訳でもなかった。
ただ互いの熱をぶつけ合って、欲を吐き出せればそれで良かったのだ。
そんな即物的な関係が良かったのだ。例えば、愛だとか恋だとか、そんな感傷のような憐情は必要なかった。
だったというのに。
最近、二人の関係が何処か変質してきたことを銀時は感じ取っていた。
土方が触れる指先から、銀時の触れられた肌から。
そこから迸るものが、熱や欲だけでなくなった。僅かに、だが確かにそれ以外の何かが混ざるようになったのだ。
それは一体どちらから零れ出しているものなのか、銀時には分からない。
その不純物は、その存在を拒む銀時とは解け合うことはなく、ただ一番深い底に積もって溜まっていく一方だ。
それが苦しくて堪らない。
土方はどうにかする方法を知っているのか尋ねようとするが、それは訊いてはいけないことのような気がしてしまって、未だ銀時は一人でこの沈殿を抱えたままだ。
気怠い体をどうにか動かして、横になる自分の隣に空いた空白に手を伸ばす。
つい先程まで土方の体温で温められていたそこは、すでに冷えきっている。
そのことにまた降り積もるものを感じ、銀時は苦い思いで重い瞼を閉じた。
+++++++
愛や恋は要らないとか言いつつそれがどんなものかよく分からないので今自分が抱えてるものがそうなんだと気付いてない銀さん(何)。
だって銀さんは爛れた恋愛しかしたことないんだもの!!
誰でも良かった訳ではないが、別にあの男でなければならなかった訳でもなかった。
ただ互いの熱をぶつけ合って、欲を吐き出せればそれで良かったのだ。
そんな即物的な関係が良かったのだ。例えば、愛だとか恋だとか、そんな感傷のような憐情は必要なかった。
だったというのに。
最近、二人の関係が何処か変質してきたことを銀時は感じ取っていた。
土方が触れる指先から、銀時の触れられた肌から。
そこから迸るものが、熱や欲だけでなくなった。僅かに、だが確かにそれ以外の何かが混ざるようになったのだ。
それは一体どちらから零れ出しているものなのか、銀時には分からない。
その不純物は、その存在を拒む銀時とは解け合うことはなく、ただ一番深い底に積もって溜まっていく一方だ。
それが苦しくて堪らない。
土方はどうにかする方法を知っているのか尋ねようとするが、それは訊いてはいけないことのような気がしてしまって、未だ銀時は一人でこの沈殿を抱えたままだ。
気怠い体をどうにか動かして、横になる自分の隣に空いた空白に手を伸ばす。
つい先程まで土方の体温で温められていたそこは、すでに冷えきっている。
そのことにまた降り積もるものを感じ、銀時は苦い思いで重い瞼を閉じた。
+++++++
愛や恋は要らないとか言いつつそれがどんなものかよく分からないので今自分が抱えてるものがそうなんだと気付いてない銀さん(何)。
だって銀さんは爛れた恋愛しかしたことないんだもの!!
鋼 ・ ロイエド
2008.08.18Monday
これは、ささやかな意地と、ちっぽけなプライドなんだ。
「好きだよ」
さらりと告げられる台詞。
目の前でにっこりといけ好かない笑顔で、オレに向かって放たれた言葉。
それを綺麗に無視して手元の本のページを捲れば、つれないね、というさほど残念そうでもない言葉と共に溜め息が吐かれた。
だが、それすらも無視してやる。
大佐の言葉に真実なんてない。こういった色恋沙汰に関することなら尚更だ。
まるで言葉遊びをするように、心にもない言葉を並べて、それが本心かのように告げてみせる。
そんな言葉を真に受けたら、馬鹿を見るのは自分だ。
だから、何を言われたって何の反応だって返してなんかやらない。あんたのものになんかなってやらない。
あんたは、絶対オレを選ばない。
最後にオレの手を取ることをしない。
……だから、オレもあんたを選ばない。
選んでなんか、やらないんだ。
こんなの、目覚めかけた恋を押し込めようと足掻いているだけの愚かな行動だと分かってはいるんだ。
それでも認めることは出来ない。
届かない手に、絶望するのが怖いんだ。
+++++++
シリアスっぽいロイ←エドのようなむしろ大佐に籠絡されかけてるエドさんというラブ落ちのような。
……何か前にも似たような話を書いたような覚えが……(お前)。
最近更新がさっぱりなロイエドですが、まだまだ好きなカプなのです。
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